第二種電気工事士とは
第二種電気工事士は日本の電気工事士の資格の取得で、電気設備の設計・保守・点検などの業務を行うための国家資格で電気を安全に取り扱うことができるという保証をする資格です。
この資格を持つことで、自宅の配線や照明・エアコンの設備工事ができるようになります。私自身は自宅のコンセントの位置を変える際やスイッチを変えたいと思ったのでこの資格を取得しました。
また、定年後にエアコンの設置作業のアルバイトなどをしたいと考えており、その際に有資格者であることは大きなメリットになるという点でもこの資格を取得しました。
第二種電気工事士の試験日程
例年上期と下期の2回試験は行われています。
試験では学科試験と技能試験の2つを行う必要があります。
2023年度は以下のようなスケジュールでした。
上期 | 下期 | |
申し込み期間 | 3月20日(月)~4月6日(木) | 8月21日(月)~9月7日(木) |
学科試験 | CBT方式:4月24日(月)~5月11日(木) 筆記方式:5月28日(日) |
CBT方式:9月25日(月)~10月12日(木) 筆記方式:10月29日(日) |
技能試験 | 7月22日(土)または7月23日(日) | 12月23日(土)または12月24日(日) |
筆記試験は1日1時間勉強すれば45時間程度、技能試験も1日1時間勉強すれば30時間程度で合格できました。(筆者は工学部で電気系の知識もありました)初学者の方は筆記試験は90時間程度、技能試験は60時間程度勉強すれば合格できると思います。
学科試験の勉強方法
以下の参考書を2周読み、過去問を解くことで問題の形式に慣れていきました。
使用した参考書は以下のものです。
上記の参考書を読めば過去問には確実に対応できます。
この本を熟読し、問題を解いていけば確実に点数は伸びます。
複線図については少しわかりにくかったので、そこについては基本を押さえたうえで過去問を解きながら実践形式で慣れていきました。
過去問は公式のページを参考に最新のものを5年分解きました。
なお、公式ページには答えしか書いておらず解法については以下のページを参考にしました。
この中にある最低限度覚えておく暗記表・暗記公式は確実に覚えましょう。
これを覚えるだけで、50問中8問は確実に取れるようになります。
電気工事士は60点(50問中30問)正解すればいいのでこの8問を確実に取れるようにすると合格が一気に近づきます。
筆者はこの方法で筆記試験は88点(自己採点)とることができました。
技能試験の勉強方法
技能試験は公表問題といって、電気技術試験センターが公表している13問から試験で作るべきものが出題されます。
shiken.or.jp/candidate/
この際に、受験生は決められた手順で配線を作らなければなりません。
ですので、試験日までにこの13問を確実にミスなく時間通りに作れるようになることが求められます。
筆者は以下の工具セットと配線・本を購入し、試験対策を行いました。
工具セットはDK28
部材はDK-52になります。
以下おすすめの教材
本を読みながら、実際の施工方法についてはHOZANの施工方法についての解説動画を見ながら練習します。
どのようにしたら早く施工できるか、施工時にやってはいけない方法なども詳しく紹介しており、非常にためになります。個人が施工方法について紹介している動画もありますが、信頼性という観点からも企業が出している解説動画を参考に独学するのが良いです。
また、合格配線チェッカーZ-222も配線のミスがないかを確認するために購入をお勧めします。
筆者は上記のツールを使い、毎日1.5時間程度施工の練習を行いました。
試験の時間が40分と非常に短いので時間を意識しながら施工の練習をすれば大丈夫です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント