燻製とは何か?
燻製は食材を煙でいぶして風味を加える調理方法です。古代から肉の保存方法として使用されており、深い味わいは人々を魅了してきました。この記事では初心者でもわかりやすく燻製を楽しめる方法を紹介します。
必要な道具と材料
燻製機
食品や他の素材に煙を利用して風味を付けるための調理器具です。食材を低温で長時間加熱し、その間に煙を通じて香りと風味を付けます。これにより、肉、魚、チーズ、野菜などの食材に独特の風味を与えることができます。
筆者は上記の折りたたみスモーカーをDCMのホームセンターで約3000円で購入しました。
このスモーカーの中に肉やチーズを入れ、煙で燻すことによって燻製を行います。一番下の段には木材チップをいれ、この木材チップをガスコンロで加熱することで木材から煙を出します。
温度計
燻製は温度管理が命です。下のような温度計を100均で購入しましょう。ダイソーで100円です。
木材チップ
さくら
比較的穏やかな香りを持っており、他の濃厚なスモーキーな香りの木材と比べて、食材の風味を引き立てる役割を果たします。食材の風味を損なうことなく、穏やかで優雅な燻製の香りと色を提供する木材として高く評価されています。
ヒッコリー
般的な燻製木材の一つで、強いスモーキーな風味を持ちます。肉や魚の燻製によく使用され、特にバーベキュー料理に適しています。
アップル
甘くフルーティーな香りを持ち、鶏肉や魚、ハムなどの軽めの食材に適しています。風味は比較的穏やかで、食材の特性を引き立てます。
くるみ
濃厚で深い風味を持ち、食材に独特の香りを付けます。ナッツのような風味と表現されることがあり、これが料理にアクセントを与えます。
食材
ベーコン
ブロックベーコンがおいしいです。
カマンベールチーズ
6Pのカマンベールチーズが作りやすく、おいしいのでおすすめです。
アルミホイルがついているので、下面のアルミホイルは残して燻製をすると上手に作れます。
ミックスナッツ
ミックスナッツは正直燻製をしなくても十分おいしいです。燻製してもおいしいですが、ベーコンやカマンベールほどの感動はありませんでした。
くん玉
ゆで卵をめんつゆで味付けしたものです。これはめんつゆで味付けした時点で相当おいしくなっています。普通においしいです。
燻製の基本手順
用意するもの
・温度計(燻製時の温度測定)
・軍手(やけど防止)
・皿(食材を乗せるため)
・キッチンペーパー(食材を乾かすため)
・ガスコンロとガスボンベ(木材チップを加熱するため)
・木材チップ(燻すため)
・アルミホイル(焦げ防止、油が火元に落ちるのを防ぐため)
・箸
1.食材を用意し、乾燥させる
ベーコンは一口サイズに切り、カマンベールチーズは底面のアルミを残して上面と側面をはぎ取ります。
その後、キッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取ります。←きわめて重要
燻製時には食材に水分が残っていないほうが味も染みつきやすく、おいしくできます。
ベーコンについてはレンジで500W40秒程度で加熱するとより水分が抜けてGoodです。
2.燻製キットを組み立てる
燻製キットは取説を見たら簡単に組み立てることができます。(写真は燻製後なので少し汚れております。掃除すればとれるので安心してください)
木材チップは皿にアルミホイルをまいて、3つまみ程度入れましょう。
3.燻製器にセットする
このように、最下段に燻製チップを置きましょう。
チーズは熱に弱いので経験的に上段が良いです。
また、中段にはベーコンの油が下に落ちないようにアルミホイルを敷きましょう。
4.加熱して作る
温度計を燻製器に差し込み、温度計の温度が100度前後になるようにガスコンロの火を調整します。
この時に温度が高すぎると煙が出るスピードが速く味があまり食材につかず、チーズも溶けてしまい残念な仕上がりになります。
30分程度加熱したら完成です。
5.完成!食べる!
筆者はベーコンの水気をふき取っていなかったためはじめは左のような仕上がりでした。
しかし、ベーコンの水気をとって燻製を行うと右のような出来上がりになりました。
チーズもベーコンもさくらチップで作りましたが、非常においしかったです。
ビールとともに食べると最高です。
注意点とコツ
燻製時は高温になるので軍手は必須です。
水分を飛ばして燻製を行えばどの料理もおいしく作ることができます。
以上、最後まで見ていただきありがとうございました!
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